鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
通路に残された、累々たる屍の群れ。

三浦とマットは、遂に艦橋五階の操舵室に到達していた。

谷口やジェフ同様、彼らも血塗れだ。

最早自分の流血なのか、ゾンビの返り血なのか分からない。

そんな事を気にしている余裕もないほどに満身創痍だった。

残された弾薬も多くはない。

だが、ここで決着を付けなければならない。

この戦争に、終止符を打たなければならない。

「行くぞ、マット」

三浦の合図で、二人は操舵室の扉を開ける!

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