鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
爆発の反動で吹き飛ばされた三浦。

目の前では、跪いたままの元帥が口から白煙を上げている。

白目を剥き、完全に意識を絶たれた状態。

それでも。

「ォォオォォオォオオォオォォォォォッッ!」

それは執念のなせる業なのか。

完全に意識不明の筈の元帥が、尚も三浦に摑みかかろうとする!

「っっっっ…!」

あまりのダメージに、動けない三浦。

マットもまだ倒れたまま。

回避も反撃も儘ならない。

万事休すか。

次の瞬間。

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