鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
トンネル内、小川分隊と某国人民軍の銃撃戦は続く。

包囲されて不利と思われた小川分隊だが、その練度と装備によって、よく持ち堪えていた。

そもそも人民軍の兵力は世界有数の規模だが、装備に着目すると軍事専門家から『動く軍事博物館』と揶揄されるほどの旧式装備が大半を占め、燃料不足の為に訓練も十分ではない。

このような装備面での劣勢を膨大な動員力でカバーするしかない人民軍は、少数での戦闘となると、精鋭である小川分隊には歯が立たなかった。

時間が経過するにつれて、人民軍のディアボ化した兵士達は次々と小川分隊によって処理されていく。

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