歌姫桜華




「きったなっ!!!」




 晋也さん……ちゃんとプール、掃除しようよ。


 汚すぎ。





「ゴホッゴホッ」





 口の中に水が……っ。


 汚い、汚いっ!!



 私は両手でできるだけ顔についてる汚い水をゴシゴシとおとし、

 ゆっくりとプールから上がる。






「「「「「美藍!!!」」」」」





 近くから、私を呼ぶ声がして私は声がした方へと顔を向けた。




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