歌姫桜華




 ピリリリリリリリリリ!





 目覚まし時計の音が、耳元でした。


「うるさいなぁ」


 そう言いながら、パシッと勢いよく止めた。


 すると、目覚まし時計はバキッという音を立てた。



「バキ……?」



 ゆっくりと目線を目覚まし時計に移すと、時計が真っ二つに割れていた。


 壊しちゃったぁ。



 あー……、どうしよう。


 ま、いいや。



 私は、ベットから出て、顔を洗い、朝ごはんを食べ、制服に着替えた。


「あ、靴下…靴下…」


 クローゼットの中から、昨日しまった靴下を探すと……



「あ…これ……」



 アレが出てきた。

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