キミさえいれば
「どうして泣いてるの?

凛、なんで……?」


「ご、めんな、さい……」


「それじゃわからないよ。

ちゃんと言ってくれよ。

じゃないと俺、不安で眠れない」


ごめんね、先輩。


目が真っ赤だね。


寝てないんだね。


先輩が好き。


大好きだよ。


だけど、もうどうしようもないの。


「せんぱ、い……」




「な、に……?」












「私と、




別れてください……」

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