キミさえいれば
「何…? 隠していたことって……」


訝しそうにお父さんを見つめる先輩。


「保、お前の血液型は何だ?」


「えっ、俺?

俺はO型だろう?」


どうしてお父さんは、いきなり血液型の話なんか……。


「あぁ、父さんと母さんがO型だから、お前はO型だよな?

凛も、もちろんO型だ」


そう。


私達は一家全員O型の家族なのだ。


しばらくすると、お父さんが大きくため息をついた。


「保。

落ち着いて聞いてくれ。

実は、お前の血液型はO型じゃないんだ」


え……?


O型じゃない?


お父さん、何を言ってるの……?


「お前の本当の血液型はな。


A型なんだ」


「は?

それってどういう……?」


先輩の動きが止まる。


「保……。



お前は……。





父さんと母さんの子じゃない……」
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