アメ、ときどきチョコレート

 いつもの通り、わたしは『Stripe』でお菓子選びに没頭していた。



 クッキーにすべきか、カップケーキにすべきか、はたまたヤングドーナツにするべきか……。





 集中力が限界にまで達した時、上から何かが落ちてきた。






「ん?」





 落ちてきたものをよく見ると、なんとそれはアメだった。





 ホログラムが使われていて、とてもきれいな包装紙に包まれている。





 顔を上げると、見知らぬ男子がいた。





「アメ?」





「いいや、晴れだ」




 


 彼はそう言って、どこかに行ってしまった。




 
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