君の生きた証~love in war~
「何を・・・」



言葉が続かない。

愛する資格・・・?



「お前の国が俺たちに銃を向けた。そんな状況で、心が揺れないはずがない、と」

「ロルフ・・・」

「最低だよな・・・?『あの』アレンとナタリーがキスまでしか進んでないってだけで、そんな気持ちにさせられた」




キスまでしか・・・って。





女たらしのアレン・ジョーンズ。

男好きのナタリー・ロムニエル。


そんな風に思われていることは自覚している。


俺も。

ナタリーも。




2人の関係がもっと先まで進んでいると思った生徒は、たぶん少なくなかっただろうと思う。

それは・・・・・・自覚してる。






自嘲するような引きつった笑みがこぼれ落ちる。




「明日には離ればなれだってのに・・・最後まで俺は最低でしかいられねぇや」



ロルフが俺たちから目を背ける。

遠い遠い目をしていた。



「アレン・・・」
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