ハート交換
自分には、一生モテ期がやって来ないと落ち込んでいた過去の私を今、思いきり蹴飛ばしたい。




人の思いというのは、そんな単純で軽々しいものではないということに今、わたしは気づかされたのだ。



私は、思いを告白されるのが恐くなっていた。




ヤメテ・・・
それ以上、何も言わないで。



修一に告白されると、同時に私は学校で初めてできた友達を失ってしまうのだから。





「ここでもういいよ。家まで近いし後は一人で帰るから。」



「なみちゃん・・・」


「じゃね、修一君。」


私は、修一君の顔も見ないで走り去った。



あのまま、修一の言葉を最後まで聞く勇気は私にはなかった。




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