ハート交換
俺は何の躊躇もなく会場内奥まで進んでいく。



音響やライトはまだ消えていなかった。



それだけで俺は安心していられた。



もうすぐ着く。



小さな角を曲がるとあの鏡の姿が見えてきた。



全長3メートルの高さのある鏡、迫力に圧巻する。





「本当は来たくなかったんだけどよぉ。仕方ないか。」



しばらく首が痛くなるほど見上げていたが、俺は決意を決めて行動を開始することにした。



まず、カバンの中からワイヤーロープを切るペンチを取り出して二つの鏡を合わせ鏡にする。



俺は慎重にゆっくりとロープを切った。



そして少しずつ少しずつ鏡を移動させ傾けていく。




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