ハート交換
額には大量の汗が流れおちていく。



思ったより時間がかかっていることに俺は焦りを感じていた。



時間内に間に合うだろうか?



一瞬、なみかの笑顔が頭に浮かぶ。



そんな時は決まって、なみかの心の声が聞こえてきた。



『もうヤメテよ。晃を犠牲にして生きても意味ないんだから。』



泣いている声が聞こえてくる。



俺は本当に最後の最後まで彼女を泣かせてしまっているダメな奴だった。



「泣くなよ。俺は犠牲になったなんて思ってないぜ。どっちみち命には限りがある。好きな人を幸せにしたいだけさ。」



『もっと命を大切にしてよ。森本晃は、今にしか生きてないんだよ。だから・・・・』



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