ハート交換
「さてと・・・準備が整った。」



俺の目の前で巨大な鏡二つが今、合わせ鏡になっている。



透き通った鏡の表面は何千年という時の流れを感じさせないほど美しい。



その美しさが体が震えるほど怖かった。



俺は意を決して靴を脱いだ。



両方きれいに整える。それから、ポケットから手紙を取り出して靴の隣にそっと置いた。



「じゃあな、なみか。また、どっかで会おうぜ。」




俺はゆっくりと巨大な合わせ鏡に向かって歩きだした。









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