ハート交換
会場入口には、誰もおらず短いロープがはっているだけだった。



「あれ?バイトの連中がいない・・・アイツらサボりやがって!」


小川さんは、辺りをキョロキョロしている。



会場入口にいるアルバイトの人達に晃くんが帰ってきたら連絡を頼んでいた。




もしかしてこの状況はやばいかもしれない



すでに晃くんが会場内に入ってる可能性がある




私は一瞬で血の気が引いていくのを感じた



「私、先行きますね。」



ロープを飛び越え、全速力で走っていく。




お願い間に合って!!



「なみかちゃん待って!」



小川さんも走って会場内に入っていった




< 266 / 284 >

この作品をシェア

pagetop