ハート交換
そのあと強引にホテルに連れ込めば楽しめそうだな。


本当女の子に目がない俺はつい要らぬ妄想に走ってしまっていた


『最低な男ね!』


「・・・・・?」


『この遊び人。』


周囲を見回すが誰もいない。なのに、何でだ。すぐそばから女の子の声が聞こえた。


シーン―


「・・・・気のせいか。」


『違うけどね。』


「わぁ!何で・・・誰だ。お前。」


後ろを何度も振り返ってみるが誰もいない


「何で俺の考えてることが分かるんだよ!答えろ!」


カバンを両手に握りしめ声の限り叫んだ


『うるさい!声に出さなくても聞こえるわよ。どこにいるかって聞いたわよね・・・』


「あぁ・・・聞いたけど」


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