ハート交換
呼び出し
やっぱり来るんじゃなかった―


今日は体育の時間に上靴がなくなった。誰の仕業が検討がつくけど、わたしにはどうすることもできない


「水沢さん、何で体育館シューズ履いたままなの?キャハハ」


分かってるくせに―。悪意のこもった視線。バカにしたクスクス笑い声。


もう、うんざりだよ。消えたい。今すぐここから


なみかは、目に涙をいっぱいためて下を向いた。顔をあげること今にも涙が溢れそうだ。


泣く顔だけは決してみせまい。彼女なりの意地だった


『大丈夫?』


「平気よ。いつものことだもの。」


誰もいなくなったロッカー室でアイツの声が聞こえてきた


『平気?ねー。それにしても女って陰険だね』


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