ハート交換
なみかの心は、とても不安定に揺れていた。心もとなくて誰かに頼りたくても誰もいない。そんな強い孤独を感じた瞬間、無意識に屋上のフェンスをよじ登ろうとしていた。


心の声晃がどんなに彼女に呼びかけてもなみかには届いていなかった。



ガシッ!!


突然、強い力でなみかの体はフェンスから離れた。



「ちょっと来な!!」


学校でちょっと目立つ派手な女の子集団がなみかをフェンスから無理矢理引き離し引きずるようにしてどこかに連れていく。



ズルズルズル



なみかは、何もかもがどうでも良くなって相手にされるがまま無抵抗な状態になっていた


ただ・・・・心の声が聞こえてくる。



何度も何度も『大丈夫か!頑張れ!』って励ましてくれる君の声が聞こえてくる。



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