ナムストーンPART3
タリバン2
それから2年後のある日ガウリは新築なった訓練所本部棟
の屋上でいつものように昼食後カシミール方向の山脈を眺
めながら右ポケットの中の小石を撫でていると、
突然すさまじいバイブレーションが起きた。
すぐに取り出して見つめて見ると青黒く不気味に輝き
小刻みに振動している。
「ナムストーン、ナムストーン!」
思わず口をついて出た。驚愕の目でじっと石を見つめながら
ナムストーンと唱え続けた。光は徐々におさまり再び
元の乳白色に戻った。全身汗だくだ。
幸い誰にも見られていない。大きく深呼吸をしてガウリは
何事もなかったかのように階下の教室へ降りて行った。
すぐさまオマル教師が駆け寄ってきた。いつもは冷静な教師が
血相を変えている。
「シャリフ参謀長のところへ大至急行ってください。
インドが先ほど地下核実験をやりました」
ガウリは軍の車で東部司令部へ急行した。
の屋上でいつものように昼食後カシミール方向の山脈を眺
めながら右ポケットの中の小石を撫でていると、
突然すさまじいバイブレーションが起きた。
すぐに取り出して見つめて見ると青黒く不気味に輝き
小刻みに振動している。
「ナムストーン、ナムストーン!」
思わず口をついて出た。驚愕の目でじっと石を見つめながら
ナムストーンと唱え続けた。光は徐々におさまり再び
元の乳白色に戻った。全身汗だくだ。
幸い誰にも見られていない。大きく深呼吸をしてガウリは
何事もなかったかのように階下の教室へ降りて行った。
すぐさまオマル教師が駆け寄ってきた。いつもは冷静な教師が
血相を変えている。
「シャリフ参謀長のところへ大至急行ってください。
インドが先ほど地下核実験をやりました」
ガウリは軍の車で東部司令部へ急行した。