ナムストーンPART3

タリバン3

パキスタン東部司令官はあのシャリフである。


「ガウリ ムシャラフ君ついに宿敵インドが中国に対抗して

地下核実験を強行した。国連及び各国がもちろん我が国も


国を挙げて非難演説をするだろうがわれわれとは立場が違う。

われわれは秘密裏に核開発を開始せねばならぬ。

ムシャラフ君、君に特殊任務を指令する。直ちに


北京に赴きパキスタンの核開発の意志を伝え何としても

技術支援を勝ち取ってくれたまえ。中距離弾道ミサイル

の開発援助も忘れずに、以上!」


     ーーーーーー


時は流れてそれから5年がたった。1979年春、

アフガニスタンの治安回復のためにとソ連軍が

アフガン北部から南下した。


アフガン戦争の始まりである。ガウリはこの時

陸軍東部方面軍の司令官であると同時に

イスラム戦士育成機関の最高責任者でもあり


さらに陸軍参謀長として極秘裏に核開発、

中距離弾道ミサイル開発の総責任者でもあった。

総参謀長はシャリフで次期首相を目指していた。


実戦部隊の隊長はオサマ。オマル教師はこの時

すでにアフガン東部に潜入して神学生を主体とした

イスラム原理戦闘集団タリバンを立ち上げようとしていた。
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