アイツと私の世間事情
「そういえば、何で私に手伝いをして欲しいなんて言ったんですか?」
そう、すっかり意気投合して忘れていたが先輩と私は今日が初対面なのだ。
「ああ、ほら葵ちゃんって高野君と同じ保健委員でしょ?」
「はい、そうですよ」
「同じ委員の人と友達ならあわよくば一緒に喋る機会ができるかなぁ…とか」
少しもじもじしながら先輩は言った。
「葵ちゃんならなんだか相談できる気がしたの」
…先輩がただの天使でした。
「それに、もうすぐ体育祭でしょ?
怪我したって口実で保健室で喋れるかな…って下心もあったり」
えへへ、と笑う先輩は恋する乙女って感じでものすごく可愛かったです、はい。
そう、すっかり意気投合して忘れていたが先輩と私は今日が初対面なのだ。
「ああ、ほら葵ちゃんって高野君と同じ保健委員でしょ?」
「はい、そうですよ」
「同じ委員の人と友達ならあわよくば一緒に喋る機会ができるかなぁ…とか」
少しもじもじしながら先輩は言った。
「葵ちゃんならなんだか相談できる気がしたの」
…先輩がただの天使でした。
「それに、もうすぐ体育祭でしょ?
怪我したって口実で保健室で喋れるかな…って下心もあったり」
えへへ、と笑う先輩は恋する乙女って感じでものすごく可愛かったです、はい。