甘く寄り添って
「おはようございます。」

「悠ちゃん、入力の前に話しがあるの。」

「はい。」

先生の顔色が悪いわ。

どうしたのかしら?

私はリビングのソファに腰かけた。

「私離婚が決まったのよ。だからあなたにも話しておきたかったの。」

「先生、顔色がよくないです。大丈夫ですか?横になられてください。」

「ごめんなさいね、あなたにまで気を使ってもらって。とにかくしばらくは休筆したいのだけどそうもいかなくて。」

先生が休筆?

そこまでご心労が?

私に何ができるかしら?

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