甘く寄り添って
「先生、何でも言ってください。入力以外のことでも私でお役に立つことがありましたら何でもやります。」

「ありがとう、悠ちゃん。実は一つだけお願いしたいことがあるの。彼が海外のベストオブジャーナリストに選ばれてどうしても同伴者が必要なのよ。今の私にはとても勤まらないわ。そこであなたに行ってもらいたいの。私の代わりにお願いできないかしら?彼にはもう伝えてあるわ。悠ちゃんには負担だと思うけれど他に頼める人がいないの。もちろんお手当てを出すわ。旅費もドレスの経費も私が持つから何とか行ってもらえないかしら?」

「先生、ご主人さまに付いていればよろしいのですね?私行きます。それで先生のお役に立つのならやります。」

「良かった。ありがとう、とても助かるわ。これがスケジュールよ。あとで目を通してね。準備するものもリストアップしたわ。今日の午後彼が来るから打ち合わせをしてちょうだい。」

「先生、どうぞお休みになられてください。私は仕事にかかります。」

「よろしくね。あなたが居てくれて本当に幸運だわ。」

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