空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~

「なに? 私に何か用?」



嬉しくて、頬がゆるゆると上がるのに。



先ほどまでの光景がチラついて、つい可愛くない言葉が口からこぼれ出た。



唇を噛みしめ、ギュッと自分の腕を握りしめる。



哉太に視線を合わせられず、足元の砂利を見つめていた。

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