空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~

あれから、どのくらい時間が経ったのだろうか?



一瞬のような。でも、長くて甘いひと時にすべてを預けていた私は。



彼の唇が首筋から離れたときには、至るところに無数の真っ赤なアザをつくっていた。



唇に触れる指の感触に、閉じていた目蓋を開けると。



森本哉太の意地悪そうな視線が私に向けられていた。


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