神聖魔法団【上】
口調は怒ってるくせに顔は赤い。
これは完璧に惚れましたな。
ま、それぐらい可愛いから仕方ないか。
「はいはい。そういうことにしとくね」
「あ?だから違うって――――「黎兎くん?私、天音!よろしくね?」
遮られたにも関わらず
「あ、よろしく」
怒ることなくクールにキメる私の弟。
かっこつけやがって・・・・。
「私のことは呼び捨てで構わないからね」
「あ、私も呼び捨てで」
「俺もー」