恋愛学園


「……っ!!」


なんで、何の躊躇もなく出来んのこの男!?
視線を下げても目に入るのは、自分の口に突っ込まれたポッキーで。
これ、折っちゃえば……ダメだ。
頭の中に出てきたのは、さっきの青の言葉だった。



"長いともう一回……"



少し視線を上げると青の綺麗な顔がすごく近くにあって……でも、青は何故か楽しそうに悪魔のような笑みを浮かべていた。




なんで、ポッキー食べてるだけで色気振りまいてんの……?なんなの、こいつ??
てか、もう良いよね?良いよね??
もう、短いでしょ!!



私は、動いてないけど青は着々とポッキーをポキポキ鳴らしながら食べているから息が当たるくらいすごく近くなっていた。




――ポキッ!!














「城崎さんが折ったから城崎さんの負けね」






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