嘘つき、でも騙されてあげる

監督と夢花の関係

俺は夢花の家に電話を入れた。



『お久しぶりです。私の事は覚えておいでですか?須藤です須藤雅彦です。』



夢花のママ、田所美弥子さんは驚いていた。



『夢花の事でどうしても話したい事あります。今からお伺いしてもよろしいでしょうか?』



美弥子さんは暫く考えた後。



「分かりました。今なら夢花も学校ですから、


おいでいただいても大丈夫だと思います」



『分かりました。今から伺います。』



もう後戻りは出来ない。



おれは田所家の玄関のチャイムを押した。



玄関のドアが開いた。



優里にそっくりな、優里の姉の美弥子さんがいた。



「どうぞお上がり下さい。」


俺は居間に通された。





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