嘘つき、でも騙されてあげる
たけど逃げてはいけないから、



私は嘘偽りのない自分の気持ちを正直に話す事にした。



携帯が鳴る卓斗から、



「もしもし。」



『夢花今監督と一緒に新幹線に乗ったとこだよ。



大丈夫か?司の事が気になって、



俺から司に電話しとくから心配するな。




「でも私の問題なのに卓斗にそこまで甘えられない。」



『いいよ。俺がそうしたいんだからさ。



気にしないで明日は頑張って学校へ行っておいで。』


卓斗ありがとう。



一人では何も出来ない私。


もっともっと私強くなるから今だけ甘えさせてね。





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