嘘つき、でも騙されてあげる
私はこの五年間の思いを卓斗に話した。



綾女さんにずっと嫉妬していた事。



そして二人が恋人同士で、私は騙されているんじゃないかって思っていた事。



綾女さんの目が、私の卓斗取らないでと言ってるようで怖かった。



自分に自信がなかった。



卓斗の隣にいたかったのに自分から逃げた。



でも寂しくて、優しくしてくれた秀輝に甘えてしまった。



寂しさを埋めてくれるなら誰でも良かった。



私って最低だよね。




< 326 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop