Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
水辺でのショー&パレードの時間が近づいてきたので、みんなで見に行くことにした。
私たちが着いた頃には、かなり人が集まっていた。
小さい梨香どころか、私でも見えるかどうか…。
とりあえず梨香は蒼に任せ、ショーが見えやすい場所に移動する。
気がつけば、坂下と2人きりになってた。
「アンジェについてきて正解ですね、先程よりもよく見えます。」
今、坂下と2人きりは勘弁して欲しい。
レストラン前でのこと、思い出すじゃん…。
泣きそうになった私は、混みあっているのをいいことにショーの見物から抜け出した。
抜け出したところで、坂下に手首を掴まれた。
ずっと我慢してたけど、もう無理。
私の目から、涙が溢れた。
坂下は黙ってハンカチを差し出すと、私を建物の陰へと連れて行ってくれた。
私はそのハンカチで、涙を拭った。
「私があのようなことを聞かなければ、あなたが衝動的に自分の想いを口にすることは無かったでしょう…。」
そう…だったかもしれない、でも口にしたのは事実。
「無理を承知で、お願いします。
その想いに蓋をして、二度と開くことが無いように鍵をかけてください。」
坂下が、私に頭を下げて言った。
「先生、ごめん。
もう、そんなコトできないよ…。」
坂下の一挙手一投足に心をかき乱される私は、そう言うしかなかった。
私たちが着いた頃には、かなり人が集まっていた。
小さい梨香どころか、私でも見えるかどうか…。
とりあえず梨香は蒼に任せ、ショーが見えやすい場所に移動する。
気がつけば、坂下と2人きりになってた。
「アンジェについてきて正解ですね、先程よりもよく見えます。」
今、坂下と2人きりは勘弁して欲しい。
レストラン前でのこと、思い出すじゃん…。
泣きそうになった私は、混みあっているのをいいことにショーの見物から抜け出した。
抜け出したところで、坂下に手首を掴まれた。
ずっと我慢してたけど、もう無理。
私の目から、涙が溢れた。
坂下は黙ってハンカチを差し出すと、私を建物の陰へと連れて行ってくれた。
私はそのハンカチで、涙を拭った。
「私があのようなことを聞かなければ、あなたが衝動的に自分の想いを口にすることは無かったでしょう…。」
そう…だったかもしれない、でも口にしたのは事実。
「無理を承知で、お願いします。
その想いに蓋をして、二度と開くことが無いように鍵をかけてください。」
坂下が、私に頭を下げて言った。
「先生、ごめん。
もう、そんなコトできないよ…。」
坂下の一挙手一投足に心をかき乱される私は、そう言うしかなかった。