姫様参上!
「そんなにおかしいか?」
「はい。めちゃくちゃ面白い。」
「おい。」
「はいはい。すみませんね。
じゃあさ、店のイメージ決まってるけど、もう1度見直すよ。」
「手伝う。」
「じゃあ今日出かけるのは無しでいい?」
「あぁ。」
………なんか、相田っちを自分の部屋に入れるのは嫌だけど、資料があるのはそこだけだからな。
仕方ない。
「それじゃ、私の部屋来て。」
「えっ。」
「そこにしか、資料がないから。
嫌なら帰ってもらえますかぁ〜?」
「別に嫌とは言ってないだろ。
ほら、早く連れてけよ。」
「へいへい。」
私は、階段を上がり、無駄にデカイ2階の廊下を歩いた。
「ここ。」
私はドアを開けた。
「デカイな。」
「まぁ……ね。」
全部社長が考えた事なんだけど。
私、別に部屋なんてデカくなくてよかったんだけど。