赤い靴
あやちゃん
『あやちゃん。こんにちは。』



こんにちは。



『あなたをずっとみていたのよ。

靴をさがしているのね?

私なんてどうかしら。』



うん。

あなたとても素敵だわ。

でも

ちょっとハデすぎない?



『そう、私ちょっとハデ。

だからみんな買ってくれないのかしら。

まわりの靴だちはみんな買われていくのに

私はずっとここにいるの。』



かわいそう。

寂しいのね。



『私、寂しいの。

ねぇ

私を買ってくれたら

あなたを素敵なところへ連れていってあげるわ。

私とお友達にならない?』



本当?

素敵なところに連れていってくれるの?



『約束するわ。』







< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

さっちゃん

総文字数/7,056

絵本・童話14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
薄暗い暗闇の中で その赤い靴は ずっと一人ぼっちでした。 何年も何年も 一人ぼっちでした。
銀河うさぎの夜

総文字数/4,640

絵本・童話8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
お月様には うさぎがたくさん仲良く暮らしています。  これはみんな知っています。 夜空に輝くたくさんの星にも いろいろな動物が住んでいます。 これは、あまり有名ではありません。 動物たちはとても友好的で いろんな星にでかけます。 でも、広い広い宇宙の中 どうやって他の星に行くのでしょう? 実は 『銀河うさぎ』が毎日毎日 その役目を果たしているのです。 これは そんな銀河うさぎの ある夜のお話です。
セカイ

総文字数/4,871

絵本・童話10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
みんなは怖いっていうけれど あたしにとっては楽しいこと みんなは狭いっていうけれど あたしにとっては広い世界 みんなは醜いっていうけれど あたしにとっては美しいもの!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop