桐の花
慌ただしいノックとともにいきなり開いたドア。


「やあ、僕の大事な花嫁さんはどうしているかい?」


燕尾服に既に着替えている真一がひょっこり顔を出した。


「真一様…。」


雛子がぽっと頬を染める。


「僕が思った通り可愛らしいお姫様になったなあ。」


真一が雛子に近づき、真利江と美佐子はそっと部屋を出て行った。


「あ…あの…。」


父親と木下以外の男性とほとんど喋ったこともない雛子は会って二度目の真一に急接近されてビクッとおびえた。


「あれ?どうしたの?僕たちこれから夫婦になるのに。」


真一はにっこりとそう微笑むと雛子の耳もとに口を寄せてささやいた。


「本当はいますぐここで押し倒したいくらいだよ。」


「え…?」


「こんな風にね。」


真一様は何をおっしゃっているの…?



< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

アメリカ三人暮らし

総文字数/4,163

実用・エッセイ(生活・趣味)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
アメリカのある都市に夫と可愛い息子三人で暮らす私の日常です。 登場人物: 夫君  30代後半 妻   ギリギリ30代前半(汗) 息子君 7歳

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop