【完】いじめっ子と戦ってみよっか【いじめられっ子更新済】
「ちがくないよ。いじめは悪い。それとさ、私だっていじめられたくないよ。でもだからっていじめる側に回ったら誰が遥を助けてあげるの?」
そんなの、誰もいないよ。
「今立ち向かう勇気ないって言ったけどさ、ちゃんと立ち向かえてるよ。
いじめは悪いってさやかに言えたじゃん」
「あ、あれは……!」
さやかを気にして嘘にしようとしている。
そんなの、させるわけないじゃない。
「言っちゃったもん、取り消しなんかさせないからね。その代わり、もしそれでいじめられるんだったら私が守るよ」
じゃなきゃ永遠にいじめは続いちゃう。
私一人が犠牲になるくらいなら、もうなんだってするよ。