【完】いじめっ子と戦ってみよっか【いじめられっ子更新済】
「じゃ、私がタラシじゃないってこともわかったし。皆さんごきげんよう」
ランドセルを背負い教室とおさらばー。
さて、この次の日でしたでしょうか。
「死ね」
「こんなもの、要らないよね」
私の教科書はハサミを入れられ、椅子には汚い雑巾が雑に何枚も置かれている。
しまいには筆箱をゴミ箱に捨てられちゃいました。
チャンチャン♪
なんて、そんな呑気なことしてる場合じゃない。
本格的ないじめになってしまった。
「ねぇ、ちょっと来て?」
ニコッとしながら私の髪の毛を引っ張る。
「い"っ!?私まだ禿げたくなーい!」
バかだな私。ほんとバカ。正真正銘バカ。
こんなときまで変なこと言ってたわ。
禿げたくないって…なんだそりゃ。