スノードームの恋
告白




『あのさ…』

『なに?』

『諦めるって言ったばっかなのに

悪いんだけどうちも琉聖に

コクろうと思う!』

『う、うん。じゃあまた

ライバルってこと?だょね?

『うん!そゆこと!お互い頑張ろ?』

『うん!』

次の日 学校で琉聖に告白の

手紙を書いた。

(好きだから付き合ってください

はるか)

『これ渡してくれる?』

『うん!渡せたら渡すよ』

そう言われてからもう1ヶ月。

『渡してくれた?』

『タイミングが分からない(泣)

しかもうちもコクったから気まずくて…』

『だょね…自分で渡すべきだょね』

『どーしたの?』

いきなり後ろから声をかけられた。

クラストップの天才少女。

芹菜(せな)だった。

『なに?悩み事とか?』

『告白がうまくいかなくて…』

『手紙?手紙なら渡してあげるよ?』

『マジで?ありがとう。はい』

『受けとりました~。

配達いってきまぁーす♪』

芹菜は手紙を受けとると

すぐさま琉聖のもとにむかい

『はい。はるかちゃんからっ。

これは帰ってから見てね♪』

『ありがとー♪♪』

返事来たら教えてね♪

うん!

返事は3月の下旬って言われた。

今は1月の上旬だ。

まだまだだなぁ…

愛花は2月の下旬って

言われたらしい。

望結は琉聖に3月の下旬って

まだまだじゃん。

と言ったら

俺そんなこと言ったっけ?

じゃぁ2月の下旬な!

やったぁ♪


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