シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
「これ。」
隆弘さんは
音符が書いた紙を私に見せる。
「楽譜と…。
歌詞も書いてある。
次の新曲…?」
「これは
ゆめのための歌だから曲を出すつもりはないよ。」
隆弘さんは
そう言って笑うとコホンと軽く咳払いをした。
「ゆめ。
今まで支えてくれてありがとう。
俺に
色々なこと挑戦させてくれる勇気をありがとう。」
「ぃえ…。
それは
私の力ではありません。
隆弘さんの力です。」
私は
隆弘さんの手を握る。
「私も…。
ありがとうございます。」
好きと言う感情を教えてくれて。
でも。
言えなかった。