シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
「隆弘さんやリナさんは
あなたのオモチャじゃない!」
「ゆめちゃん…。」
リナさんが
私を見る。
「私が…。
悪いの…。」
「リナさん…。」
「まぁ。
せいぜい考えろよ。」
そう言って
羅川さんは名刺を投げて行った。
そこには
電話番号が書かれていた。
「…。」
私は…。
どうすれば…。
私は
リナさんの手を握る。
その一部始終を
ある人が見ていたとは知らなかった。