シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
龍牙さんの部屋に入ると
龍牙さんは笑顔がなくなっていた。
「羅川。
ゆめちゃんを自分の事務所に引っ張ろうとしてるんだって?」
龍牙さんは
紅茶を入れながら言う。
「どうして知って?」
「俺を誰だと思ってるの?」
龍牙さんに紅茶を渡される。
「羅川は
隆弘さんを潰そうとしてるから…。
ゆめちゃんは
どうしたい?
隆弘さんを…。
助けたい?」
私はうなづく。
「了解。」
龍牙さんが
怪しく微笑んだ気がした。