溶ける温度 - Rebirth -
前回、ハンターの片鱗を見せてきたから、知らぬうちに警戒してしまう私だったけれど。
感じていた緊張も、話し出すにつれて溶けていって。
いつの間にか大志さんがもっていたグラスの水も、気付けば残りわずか。それだけ会話も弾んでいたんだろう。
ふいにお互いの会話が途切れて、時計に目をやるとすでに0時をまわっている。
「あの、明日は土曜日ですけどお休みですか。もう0時回ってるので、お時間とか…」
「明日は休みだけど一応午後出。時間は大丈夫、美麗もまだ話したりなさそうだ」
確かに美麗さんは嬉しそうで、饒舌な口はとまらなさそうだ。
そんな二人を見ていると、真さんが不意にこちらに視線をやった。
じっと私と大志さんを見ている真さんの、感情が読めない。
もしかしてウェイトレスの仕事があるのだろうか?私は大志さんに一言断って、壁から離れようとすると、
そっと、指を絡めて手を握られた。