隣の悪魔はご機嫌ナナメ



「……はる、大丈夫?もう泣いていいよ」



「真里〜〜〜」



少し歩いたあと、人通りが少ない道で、あたしは真里の腕の中で子供のように泣いた。



あのとき真里がいなかったら、あたしはどうなっていたかわからない。



きっと何も2人に言えなかっただろうし、
さっきみたいに青久と話す勇気も湧かなかったかもしれない。



真里のおかげで今がある。感謝してるよ。



「もう、あの2人のことは考えなくていいよ」



真里がきっぱりとそう言ってあたしのことを思い切り抱きしめてくれた。





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