隣の悪魔はご機嫌ナナメ
・「あなた」へと続く道
「はあ……」
このままじゃいけないとは思ったものの。
あたしは一体どうしたらいいんだろう。
考えていたら出てしまったため息。
思わず口を押さえて周りを見る。
ここは街の小さな小物屋さん。
気分転換にひとりでやってきたのだ。
……こんなに悩んでも、何も浮かばないなんて。
この問題にはもしかして答えがないんじゃ?
そんな風に思えてしまう。
考えすぎて頭がおかしくなりそう。
そんな毎日の繰り返し。