隣の悪魔はご機嫌ナナメ
「じゃあこれ誰がやったんですか
逢沢風紀委員長〜?」
チャラチャラした男たちの中の
中心人物が笑いながら話しかけてくる。
「知らないわよ。あんたたちの中の
誰かじゃないの?」
「そんな暇じゃないですよ。
自分でやったんじゃないんですかー」
はあー?
何が暇じゃないですよ、だ。
あたしのほうが忙しいわよ。
こんなことする暇ないくらいに!
言いたいことを言わずに飲み込む。
言ってしまったら向こうの思うツボ。