隣の悪魔はご機嫌ナナメ



「ーーー終わったーー!!!」



んーーと椅子に座ったまま伸びをする。



作業を始めたのは授業終わりからで
今はもう太陽がかけようとしていた。



こんなに集中したのは久しぶりかも。



風紀委員長を辞めさせられたから
最近は仕事をすることはなかったからなあ。



「予想より早く終わりました。やっぱり
ふたりでやったほうが早くできますね」



ありがとうございます、と黒田くんが笑う。



「いいよ〜これくらいしか今のあたしにはできないからさ」



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