齧り付いて、内出血
男と言われれば男のような、でも女だと言われれば女にも見える中性的な顔立ち。
ハーフで、おそらく北欧系なのか全体的に色素が薄い感じの人。
よくよく見ると、ところどころに血がついて、怪我をしてる。
『あの、つかぬ事をお尋ねしますが、』
「はい。」
『男性、ですか…?』
我ながら失礼な質問だ。
でもどうしても聞かずにはいられなくて!
そんな私に「です。」とにっこり。
「で、家は?」
『無理でしょう。』
「なんだ、結局死ぬのか。」
『…今なんて?』
聞き捨てならないその台詞。
「だってこんな薄着で一晩外にいたら死ぬよ、普通に。」
確かに、この人はこんな真冬になぜか上に着ているものは白いシャツ一枚。
ところどころ破けてるし。