あなたに出会えて....
「新八ってホントに絵が上手いよね!」
「ほんとね。羨ましいわ」
「いつも私達の美術の成績ってば………」
「「C"だもんね〜」」
そう、2人の書く絵はピカソも驚く凄まじいものだった。
「ねぇ、舞姫」
「なに?」
「私達は今年で19歳。現代だったら大学生だけど………舞姫は進路どうするか決まってたの?」
「私ね……美容師になりたかったの。舞の師範を続けても良かったんだけどね。琴音はお琴続けるの?」
「…………私は看護師かな」
「へぇー。琴音らしくていいんじゃない?」
「でも……私達は帰れるのかな?」