あなたに出会えて....






2人が部屋に戻った後………




「女は良いなぁ〜」



「楽しそうでええな」



「そんなことよりお前ら舞姫の話聞こえたか?」



「いや、全く聞こえなかった」




「バッチリ聞きましたで!」




「本当か!?」



「ばっちりってなんだ?」




「琴音に教えてもらったんや!完璧っちゅう意味らしいでっせ!」



「おい!舞姫は何て言ってたんだ?」



「それが………」




「はぁ!?離隊!?」




「あ、アホ!でかい声で話さんといて!」



「わ、悪ぃ」




「でもそれだけであんなに泣くか?」




「実はもう一つ理由があんねん」




そう、あの2人があそこまで泣くのにはもう一つ理由があった。



山﨑「それは、伊藤はんが離隊する際に近藤はん暗殺が企まれるんや。それを知った新撰組は先手を打つべく伊藤はんを暗殺しはる。」




「それが理由で泣いていたのか?あんなに伊藤を嫌っていたのに?」




「まぁ、最後まで聞きや。伊藤はん暗殺の際に御陵衛士を潰すんやけど……永倉はんと原田はんも思ったはずや、藤堂はんも殺すんか?って。史実には永倉はんと原田はんが逃げ道を作ってくれるんやけどそれを知らない新撰組隊士が藤堂はんを殺めてしまうんや。だから舞姫はそうなってしまわんよう藤堂はんの側から離れん決めたらしい。もし……殺されるようなことがあったら……ーーーーーーーー……らしいで。」



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