あなたに出会えて....
2度目の…。
「ねぇ……何してんの?」
「何って…団子食ってるの」
「そんなの見れば分かるわ!そうじゃなくて私はなんでここにいるの!?」
「俺が寂しいから」
「あっそ。で、この船はどこに向かってるの?」
「長州だ」
はい、2度目の誘拐です。
何故こうなったかって?
それは遡ること数刻。
非番だった私は暇つぶしに門の前を掃いていた。
すると突然目の前に"何か"が現れ、腹部に強い衝撃を受けて私は意識を手放した。