大好きな彼女

 凛花がずっと横から俺を見つめる。

 「なに?」

 「ん??蓮って、よく見たら顔キレ―だなぁ
  って・・・///ははっ」

 「それは凛花も同じ。前までは「可愛い」だった
  けど、少し経ったら「綺麗」に変わってる」

 「可愛くもないし綺麗でもないよ?あたし・・・」

 凛花は無自覚だ。
 俺から見たら周りの男の視線はすべて凛花の方。
 いつか、凛花が俺のものじゃなくなる気がして
 仕方がなかった。

 ほんと、毎日が実はすごく不安。
 可愛すぎるんだよなー、凛花は・・・
 だから、俺以外の男が視線を凛花に向けるんだよな。

 視線を向けたくなるのはわかるけど・・・
 「凛花は俺のもんだからー」っとか、独占欲が
 強くなってしまう。

 「凛花ー、ここ来て」

 「えっ?」

 少し驚いたような顔をする凛花・・・
 俺は凛花を開いた足の方へ誘う。

 「いいいから、なっ?」

 「・・・うん」

 凛花が俺の前に座る。
 俺は、凛花のお腹に手を回す。

 「れ、れ、れん??」

 きっと、俺がこうして凛花に甘えることは
 少ない、っというか、ないに近い。

 





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