ここはシェアハウスですか??
コンコン
「……~~。」
コンコン
ガチャッ
「……るよー。」
「……んっ」
ドアが開く音と誰かの声で目が覚めた。
今日どれだけ寝てるんだろ自分。
外はもう真っ暗で夜の静けさが感じられた。
「あ、ごめん瑠羽寝てた?」
「ん。 」
入ってきたのは蒼だった。
「ごめん!!」
「え? 」
「俺、なんか瑠羽の気に触ることしたかな?だったらごめん。
さっき途中で帰っちゃったから…。
せっかく一緒に住むのに初めから仲悪くなるのは嫌だからさ。
どこが嫌だったとか言ってくれれば直すから教えて?」
「んーん。違うの!
雨がね、苦手だからひどくなる前に帰りたくて…。
私も蒼のところ行こうとしてたんですけ
ど、寝てしまったみたいです。」
「ほんと!?はぁ……よかった!!
嫌われたのかと思ってびっくりした!
あれから家帰っても瑠羽部屋にこもっててみんな心配してたよ?
瑠羽結局何も買わなかったみたいだからご飯作ったけど…食べる?」
あぁ。蒼あったかいな。
ひどい態度とっちゃったのにわざわざご飯とか作ってくれて。
「食べます!」